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2022年5月21日  伊吹山3合目

伊吹山3合目ハイクで、春の花を楽しもう!

【2022年5月21日(土)】
天候:曇り時々小雨 体感温度:15度~20度

【観察会コース】
ルッチプラザ P出発 (10:00)→林道(車)を経て2合目→ 3合目 (昼食 )
→ (オカメが原~高屋周辺)下山→林道→2合目→林道(車)を経て→ルッチプラザP(15:30)

【参加者】15名
会員=13名 一般参加者=2名 レポート:山下吉和 撮影:山下吉和

5/21土曜日、本会のイベント、伊吹山三合目観察会を開催しました。

今回は、観察会の時間を少しでも長くするために、地元上野自治会の協力を得て、2合目まで林道を車で走りました(林道はよく管理され、快適でした。感謝です!)

2合目の神社跡前の広場に車を置き、車外に出るとあいにくの小雨、レインウェアを着用してのスタートとなりました。

2合目~3合目の登山道では、イブキノエンドウ、エゾノタチツボスミレ、ホタルカズラなどを観察し、3合目周辺では、咲き終わった葉のみですが、イブキスミレ、スハマソウ、ミヤマカタバミ等を観察し、ウスバサイシン、クルマムグラ等の花々を見るこ とができました。また、ウスバシロチョウの姿も確認しました。

こうした花や生き物は、在って当たり前ではなく、今年もそこに存在していること自体に感謝をしたい気持ちになります。それほど、シカの食害や気候変動にともなう乾燥化、裸地化は深刻だからです。その生命力には、ただただ感服します。

彩りのある花は少なかったものの、3合目から2合目間の林道では、ピンクの花が鮮やかなタニウツギが満開、サワシバやミツバウツギ、ゴマギ、アキグミ等の白い花が今を旬とばかりに咲き誇っていました。また、フジやさわやかな香りが漂うキリの花が、 青紫色でよく目立ちました。さらに進んでいくと、とても愛嬌のあるイチョウシダを観察しました。

雨模様にもかかわらず、今日も、京都、岐阜、愛知県方面からも参加して頂き、観察 &交流を楽しみました。

2合目~3合目の花々

イブキノエンドウ
イブキノエンドウ
エゾノタチツボスミレ
エゾノタチツボスミレ
ホタルカズラ
ホタルカズラ

3合目周辺の花たち

ウスバシロチョウ
ウスバシロチョウ
ウスバサイシン
ウスバサイシン
イブキスミレ
イブキスミレ
スハマソウ
スハマソウ
クルマムグラ
クルマムグラ

林道にて

フジ
フジ
タニウツギ
タニウツギ
カンボク
カンボク
イチョウシダ
イチョウシダ
伊吹山をバックにタニウツギ
伊吹山をバックにタニウツギ
ゴマギ
ゴマギ
キリ
キリ
ミツバウツギ
ミツバウツギ
アキグミ
アキグミ
マルバアオダモ
マルバアオダモ

下見より・・・

「青い花」

今日(5/18)の楽しみは、青い花に出逢うことです。めざすは三合目ですが、実は登山口から三合目までの道中でその機会はやってきました。

登山口のユキノシタから始まり、マムシグサ、ハクサンハタザオ、ミヤマハコベ、イ ブキノエンドウなどの花々がひっそりと咲いています。青ならぬ「銀蘭」にも遭遇、幸運でした。そして、二~三合目付近でようやく青い花2種と対面しました。ホタルカズラとフデリンドウです。外来種や園芸種では鮮やかな青花をよく見かけますが、在来種は素朴な落ち着いた色合いです。

三合目では、ウスバサイシン、オドリコソウ、クルマムグラ、コバノミミナグサなどを観察しました。そして、この時期は、貴重なウスバシロチョウの乱舞が始まる時期で す。ウマノアシガタやゴマギの花などに留まっている姿を観察することができました。

青い花は、幻想的です。山が、野原が、潤うようです。 今日は、週末の観察会の下見でしたが、元気をもらって帰りました。

伊吹山を背景にオドリコソウ(白)
伊吹山を背景にオドリコソウ(白)
フデリンドウ
フデリンドウ
ウマノアシガタとウスバシロチョウ
ウマノアシガタとウスバシロチョウ
ハクサンハタザオ
ハクサンハタザオ
イブキガラシ
イブキガラシ
オドリコソウ(桃)
オドリコソウ(桃)
コバノミミナグサ
コバノミミナグサ
ミヤマハコベ
ミヤマハコベ
ギンラン
ギンラン
2合目付近からの水田風景
2合目付近からの水田風景